2021.04.20用語集【ら行】
ランフラットタイヤとは?
ランフラットタイヤとはパンクして空気圧がゼロになっても、時速80kmで80kmの距離を走行できるタイヤです。(ISO規格)
空気圧を検知するシステムTPMS(Tire Pressure Monitoring System)が無いとパンクしていることに気付かずに一定距離以上を走行してしまう恐れがあるので、空気圧警告システムとセットでの装着が基本となります。
タイヤのサイドにランフラットを表す刻印があります。下の画像はブリヂストンの表記「RFT」です。
各メーカーのランフラットタイヤの表記をまとめてみました。
ブリヂストン
RFT(Run-Flat Technology)
横浜ゴム
ZPS(Zero Pressure System)
東洋ゴム
TRF(Toyo RunFlat)
ダンロップ
DSST(DUNLOP Self-Supporting Technology)
ピレリ
R-F(Run Flat)
ミシュラン
ZP(Zero Pressure)
グッドイヤー
EMT(Extended Mobility Technology)
ROF(Run On Flat)
コンチネンタル
SSR(Self Supporting Runflat)
ハンコック
HRS(Hankook Runflat System)
クムホ
ERP(Extended Runflat Performance)
ノキアン
FRT(Flat Run Technology)
※個人的にはややこしいので全メーカー統一表記にしてほしいと思います・・・
一般的なタイヤと比較すると高額です。また。通常のタイヤより重たいですが、従来搭載されていたスペアタイヤ1本+標準タイヤ4本の合計5本よりもランフラットタイヤ4本合計のほうが軽く、車両総重量の軽量化になっているということです。タイヤのサイドウォールなどの内部が強化されているので乗り心地は硬めです。ノーマルタイヤと違い、パンクしても修理をすることは出来ません。タイヤ組替の工賃も割高な場合があります。
輸入車ですとBMWやメルセデス・ベンツの多くの車種で標準装備されていますが、国産車では日産GT-Rなどの一部車種以外は浸透していないのが実情です。
関連項目
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