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2023.02.09タイヤホイール「送料」

“激震”タイヤの送料がさらに値上げへ!(2023年4月より)

はじめに

大手宅配事業者から基本運賃(定価送料)の値上げが発表されました!
※佐川急便は2023年4月1日より平均8%、ヤマト運輸も同月3日より平均10%程度値上げへ・・・

タイヤ本体の値上げに加えて配送料金も更なる値上げとなり、値上げラッシュが止まりません。

関連ページ
・佐川急便のリリース(2023年1月27日)
・ヤマト運輸のリリース(2023年2月6日)


関連ページ
・ヤマト便廃止の理由と影響
・西濃運輸のタイヤ送料について解説


 

上がり続ける送料

ここ数年、送料は値上がりが続いています

宅配クライシス【2017年~2018年】
まずヤマト運輸は、2017年にも運賃の大幅な値上げを行ないました。
その後、2018年までに佐川急便とゆうパックもヤマトに追随して値上げに踏み切ります。
結果として、大手3社揃っての値上げとなり、EC通販全体の送料と商品価格が上がります。

ヤマト便の廃止【2021年10月~】
さらに2021年10月にはヤマト便が廃止された影響でタイヤを含む大型荷物の送料が大幅に高くなります。

第二次宅配クライシス???【2023年4月~】
そして今回は佐川が先陣を切って、ヤマトもこれに続き更なる値上げに踏み切ります。


 

今回の値上げのポイントは?


ヤマトと佐川、それぞれの値上げの特徴を比較

→ヤマト運輸2023年4月~送料

遠距離と160超大型サイズの値上げ率が特にエゲつない!
→なんと北海道~関東の200サイズは1個あたり5.000円弱まで爆上げ!
※現状3.280円→値上げ後4.790円(約68%値上げ)

法人の値上げは慎重?
→前回の値上げで法人顧客が離れた痛い経験から徐々に値上げを浸透か?


大型サイズの値上げ率が特に高い。
遠距離輸送の値上げ率が高い。
法人の値上げは慎重か。


一方の佐川急便は?

→佐川急便2023年4月~送料

全サイズをほぼ均等に値上げ(7%~10%程度)
→サイズの大小や距離の長短で値上げ率の大きな差が無い

法人の値上げ幅に大きなバラつき
→小幅な値上げに留まる一方で一部ではエグイ値上げも


一般消費者向けの値上げ率は控えめ。
法人の値上げに大きなバラつきが。
全体的に小幅で均等な値上げに。


 

送料値上げの理由

ネット通販市場の拡大   
まず第一に物(コト)の価格は需要と供給で決まります。
つまり、ネット通販の配送需要が増え続ける限り、今後も配送料金は上がり続けます。

人件費と燃料費の高騰が続く  
第二にネット通販の需要増と反比例してドライバーは人手不足や高齢化が進んでいます。
結果、賃金を上げないと人が集まらないため送料を値上げして給料の原資に当てます。
加えて原油高や原料高も重なり、配送業者の利益確保ためには送料を値上げせざるを得ません。

今後は2024年問題が大きな課題  
最後に2024年4月1日から「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制」が適用されます。
具体的には、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されます。
結果、運送事業者の利益減少やドライバーの収入減少による離職で更なる人手不足に陥る懸念があります。


 

今後の対応策

個人売買の場合  
大手通販サイトの特約サービスを利用すると大幅に配送料金が安くなります。


参考ページ
らくらくメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便
ヤフネコ宅急便
ヤフーゆうパック

 

通販事業者の場合  
消費者から送料分を価格転嫁する。またはサイズや地域ごとに配送業者を使い分けるなど運営面での工夫が必要。
しかし、あくまで小手先の対処のため、送料は年々上がり続けると言う前提で全体の経費計画を立てる事が重要です。


 

この記事のまとめ

残念ながら2023年4月以降、タイヤに限らずネット通販全体の商品価格が大幅に上がる可能性が高くなります。
なぜなら送料無料でも、事業者は販売利益から送料を負担しますので結果商品本体価格は当然に上がりますね・・・

あらゆる物(コト)が上昇していく時代に、より安価で便利に商品を買えるネット通販は重宝されます。
しかし、このまま送料が上がり続ければ今後は通販よりも実店舗のほうが安く買える時代が来るかも知れませんね・・・

Coming Soon・・・


 

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